いろいろ考えた本ー精子バンクの話

最近、夫の父からの精子で173人誕生というニュースを見ました。このニュースを見てある本のことを思い出したので(ニュース内容にはほとんど関係ない本ですが)、今日はその本について書いていこうと思います。

その本は、
『ジーニアス・ファクトリー』
(デイヴィット・プロッツ、早川書房
です。

この本は、アメリカで実際に存在した精子バンクについて書かれており、ノンフィクションです。その精子バンクには、優秀な科学者などの精子があり、購入者は精子提供者のプロフィールから購入したい精子を選びます。購入者と、選ばれた精子から生まれた子どもと彼らの周囲の人たち、そして精子提供者について書かれています。
この本では、「天才」を求めた人、自分が父親の遺伝子ではなく「天才」の遺伝子を持っていると知った子、「天才」と偽り精子バンクに精子を提供した人など、様々な人が登場します。その中には、同じ精子提供者を父に持つ、2人の子どももいます。精子提供者は同じなものの、2人の家庭環境は異なります。遺伝子は、どれほどの影響を与えられるのでしょうか。

もし興味があれば、読んでみてください。